close

3分で分かるRPA

意味・定義

RPAとはRobotic Process Automationの頭文字であり、直訳するとその名の通り、ロボット(ソフトウェア)がルールに基づいたプロセス通りに自動化することである。
さらに詳しく言うのならば、本来なら人の手が必要だった作業を、ソフトウェアあるいはAI(Artificial Intelligence)を含む認知技術を用いてタスク化し、作業を代行・代替し、さらに、デジタルシステムとの通信連携・処理を自動で行うシステムである。

RPAの3つの特徴

1)正確性
2)コストの低下
3)柔軟性

1つ目は、正確性。
ロボットがルールに基づいて実行するのでプロセス上でのミスは一切なくなる。加え、24時間365日休まず働き続けてくれる、もちろんスピードは早い。つまり品質の向上につながり、従来の機械的タスクは減り、代わりに創造的タスクを増やすことができる。

2つ目はコストの低下。
人件費と労働時間の大幅な節約が可能になる。
BPOでのコストは15-30%の削減が限界であったが、RPAを用いると、40-75%の削減が可能となると言われている。
特に経理や人事といったバックオフィス系のコストには莫大な影響力がある。現在アメリカのホワイトカラーのコストは$49,000、ということに対して、RPAは$5,400である、約90%のコスト削減が可能である。

3つ目は、柔軟性。
ルールに基づいて実行しているので、ルール次第でどのような実行も可能で、そのルールを容易に構築できるのがRPAの1つの強みと言えるだろう。何よりも、RPAは必要に応じて他のシステムと自動で連携できるのである。今後、発展したAIを用いたルールに無い、処理、実行ができる日も遠くは無い。
つまりRPAは性格で素早いだけではなく、柔軟なカスタマイズができる自動処理システムということである。

RPAの活用により、これまで人間が時間をかけて行っていた作業を、ロボットが自動処理により作業の効率範囲を拡大、費用や時間の削減により、人間の作業は創造的に深化していくであろう。

数字で見るRPA

数字で見るRPA

“110-140 million FTE’s (Full-Time-Equivalent) could be replaced by automation tools and software by 2020” – Mckinsey

2020年にホワイトカラーに直接影響力のあるRPAの市場規模
5000億円
2025年までに全世界でRPAによって置きかわる知的労働者の数
1億人
今後10-20年後にRPAによって代替することが可能な職業の割合
49%
1時間で可能な仕事量
人間の180倍

未だ、BPMへのRPAのインパクトは高くはないが、CAGR(年平均成長率)は100%を超え続けており、最終的にBPMの30-40%がRPAに置きかわると予測されている。

RPAの導入企業として
54%が北アメリカ、34%がEMEAとUKである。
現在、欧州市場がメインとなり、RPAを着々と推し進めており、特に、事務処理業務を中心に、大きな改善効果を創出している。
反対に、日本市場は欧州と比較して導入率は低いのが現状である。
RPAに対応できるか否かで、労働人口570万人、GDPで30兆円の差が生まれると言われている。これに加えて、RPAは日本の少子高齢化に伴う労働人口問題の解決の糸口、かつ疲弊している現場の従業員を定型作業から解放し、高度な業務へシフトさせる可能性を秘めていると信じられている。

RPAの現状と未来への3つのステップ

RPAの現状と未来への3つのステップ

1.定型作業の自動代行

2.一部日定型作業の自動代行

3.高度な自立化

段階1:定型作業の自動代行
プロセス及びルールが固定となっている定型作業は、今まで何らかの制約で人間が実施していたものでもルールエンジン、ワークフローや画面認識技術等により自動化されます。しかし例外対応や日定型業務に関して人間の介在が必要となります。

段階2:一部非定型作業の自動化
データ分析に基づく学習及び非構造化処理が一定程度で実現されることで、例外対応や日定型業務の一部が自動化されます。これにより人間はプロセス改善や意思決定等の高度な業務に集中できます。

段階3:高度な自律化
高度な人口池のが登場し、作業の自動化のみならず、業務の分析・改善、意思決定まで自動化されます。

一部のコンサルティング会社は5年後には3つ目のステップに入る会社も出てくると見込んでいる。

Tags : RPAオートメーションロボティックプロセスオートメーション自動化